このVuelta23、購入前にネットで批評を調べてみましたが、ほとんど検索に引っかかってきませんでした。
そんなに売れていないのか?
そういえば、前作のシャンティも半額セールの前はイマイチ売れていなかったような気もします。
ということで、折角なのでこのヴェルタ23のすばらしさをお伝えできればと思います。
まず、梱包を開いて思ったことですが、フレームが太い!
このテントは2~3人用なのですが、ワンサイズ上のクラスに使われるほどの太いパイプが使われています。
このおかげで、耐風性は上がるでしょうし、フレームを通しただけで、フライのシワがとれてしまうほどテンションがかかります。
しかし、収納サイズは大きくなるし、重い!
これでは、バイクツーリングにも厳しいのではないでしょうか。
多分、小川さんもこのオートキャンプ用と割り切ってるのでしょう。
さて、設営ですが、このテントは先にフライシートを立ち上げ、後でインナーをつり下げるという方式です。
撤収時にインナーをつけっぱなしにしておくと、次のキャンプではフライを立ち上げ、ペグダウンするだけで設営完了となります。
以前はクイックセットアップとして、前面にアピールしていたのですが、最近この言葉すら見なくなったのはなぜだろう?
少し話がそれましたが、フレームは本体立ち上げ用2本と、前室用一本の3本仕様です。
前室用は、両端がゴールドに色分けされていて、間違うことはありません。
また、フレームの先はよくあるピンを差し込む方式ではなく、段差に加工されたフレームをグロメットに差し込む方式で、テンションがゆるんでも抜けにくく、ありがたいです。
インナーサイズは、220×150で少し余裕の二人用と思っていましたが、横幅は某S社のキャンピングマットを2枚敷き詰めるとほぼいっぱいといった感じでしょうか?
頭の上には少し余裕ができ、荷物など臆すペースができます。
グランドシートにはモンベルムーンライト5用の物を流用しています。
横幅は少し足りませんが、縦はかなり余るため、ちょうどいい靴脱ぎ場になります。
また、このグランドシートは完全防水で、地面の湿気をいっさい通しません。
このため、インナーを付けたまま畳む際にはボトムを乾燥させる手間が省けます。
インナーを取り付けるとこんな感じです。
横パネルを開けるのが我が家の基本パターンです。
前室は直立できるほどではありませんが、程良く高さがあり、腰も痛くならないし、結露で頭をぬらさずにすみます。
特に雨天なんかには助かります。
また、奥のデッドスペースは荷物置き場としても使えます。
小さいので当たり前ですが、今まで使っていた4人用ドームテントと比べると、設営時に反対側に回り込む回数が少なく、ペグの本数も少ないので設営も楽です。
最後に、このVueltaシリーズの最大の特徴である、2段階に広がり、タープのように使える前面パネルですが、私は使う予定はありません。
いっそのこと、この機能はボツにしてもう少しお安く提供していただいた方が、私には嬉しいです。
今回このテントを選ぶにあたり、最近流行りの輸入山岳用テントなんかも選択肢に上がっていました。
しかし結果的には、四季のある日本の気候に対応した、機能性を選んだ形となりました。
これが、センスが悪い意外に、私がオシャレキャンパーになりきれない最大の理由かもわかりません。
小川キャンパル(OGAWA CAMPAL) ヴェルタ23
あなたにおススメの記事